

上香園
茶源郷和束(ちゃげんきょう わづか)
和束町は京都府南部、南は奈良県、北は滋賀県に位置しています。周囲を山で囲まれた、清流流れるその麓の谷間に集落が点在する様は、まさに日本の古き良き里山の風景といえます。
しかし、周囲を山に囲まれた土地ゆえに、かつて和束の名が広く知られることは殆どありませんでした。
そのような中で、和束の町と他の地域を繋いだ物こそがお茶でした。
ここ和束町に息づく宇治茶生産800年の歴史は、和束の茶農家の情熱と谷の地形があってこその、現在に至るまで町の生業として続いてきました。
現在和束で生産される茶葉は宇治茶京都府産の約半分を占め、その品質からも和束のお茶は全国有数の高級煎茶の1つに数えられております。
800年前、初めて先人の手によって開墾された茶畑とその麓に点在する家々。
山と人、そして茶畑が共にあるこの風景は、次代に残したい生業の姿として京都府景観資産第1号となり、その後「日本で最も美しい村」連合に加盟、2015年には「日本遺産」に認定されました。
霧の香り
「霧香」(きりか)という言葉をご存じでしょうか。
和束の茶は霧の香りがするといわれております。
ここは、和束川に形づくられた谷の町。
山からの湧き水を形成し、日中夜の寒暖差が大きい為、深い霧を発生させます。この霧は茶葉を包み込み、強い日差しから茶葉を守ると同時に独自の旨味と芳香を生み出しております。
その結果日本で一番高価な煎茶がこの茶源郷和束で生み出されています。


蝉の命は1週間、しかしお茶の命は、もっと短くたった3日の勝負です。
「一芯二葉」という最良の形で摘み取りたい為の闘いが始まります。
1年365日、(三千百五十三万六千秒)この3日間の摘み取りのためだけに私たち茶農家の一年があります。
日本の文化と食生活には、欠かすことの出来ないお茶だから大切にしかも丁寧に育てたいお茶です。
喉を潤すだけならお茶以外の飲み物でもよい、しかし私は喉の潤いは勿論のこと、この世知からい世の中で働く人々に「心の癒やし」をすなわち「湯呑み1杯の幸せを」皆様に届けたい、そのような思いでお茶づくりに努めております。









